近年、NHKの『クローズアップ現代』が新興宗教と信者二世の問題に鋭く切り込み、Netflixでは世界のカルトや宗教団体を追った骨太なドキュメンタリーが世界的なヒットを記録している。視聴者の目が肥えたことで、宗教報道に求められるハードルは劇的に上がった。
天理教を含む伝統的教団に対しても、単なるバッシングではなく、個人の信仰の自由と組織の透明性、そして信仰からの離脱に伴う人間関係の軋轢といった構造的問題が冷静に分析されるようになっている。芸能人が信仰を告白する、あるいは信仰から離れたことを公表する際、大衆はそれをスキャンダルとして消費するだけでなく、一人の人間が下した重大な人生の選択として捉え直す視点を持ち始めている。