フィギュアスケートのジャンプは、難易度の低い順からトウループ(1T)、サルコウ(1S)、ループ(1Lo)、フリップ(1F)、ルッツ(1Lz)、そして最高峰のアクセル(1A)という序列が確立されています。この難易度差は、氷を蹴る瞬間の力学的な安定性やエッジのコントロールの難しさに直結しています。
ジャンプは大きく分けて、スケート靴の先端にあるギザギザ(トウピック)を氷に突いて跳ぶ「トウ系ジャンプ」と、スケート刃(ブレード)のエッジの溝に乗った遠心力で跳び上がる「エッジ系ジャンプ」の2系統に分類されます。
各ジャンプの特性と基礎点の違いは以下の通りです。
- トウループ(Toe Loop):難易度ランク1位(最も易しい)。トウ系。主に右足の後ろ向きアウトサイドエッジに乗った状態から、左足のトウを突いて跳び上がります。コンビネーションジャンプの2連続目・3連続目として最も多用されます。
- サルコウ(Salchow):難易度ランク2位。エッジ系。左足の後ろ向きインサイドエッジに乗り、足をハの字のように開いてスイングする遠心力を使って跳びます。
- ループ(Loop):難易度ランク3位。エッジ系。右足の後ろ向きアウトサイドエッジに乗ったまま、両足をクロスさせた状態で沈み込み、踏み切るジャンプです。
- フリップ(Flip):難易度ランク4位。トウ系。左足の後ろ向きインサイドエッジに乗り、右足のトウを突いて跳びます。直前に前を向くターン(スリーターンやモホーク)を入れて助走をつける特徴があります。
- ルッツ(Lutz):難易度ランク5位。トウ系。左足の後ろ向きアウトサイドエッジに深く乗り、右足のトウを突いて跳びます。回転方向とは逆のアウトエッジに体重を乗せるため、強い反作用の筋力と技術が求められます。
- アクセル(Axel):難易度ランク6位(最難関)。エッジ系。唯一前向きに踏み切るジャンプであり、着氷は後ろ向きになるため、他のジャンプよりも余分に「半回転」多く回る必要があります。