ホンダ・オデッセイの代名詞とも言えるのが、リア荷室の床下に3列目シートをすっぽりと格納できる「床下格納シート」だ。跳ね上げ式のシートを採用する競合車種では、シートの厚みが左右の荷室幅を圧迫し、後方視界を妨げる原因になりがちだ。しかし、床下格納機構はラゲッジスペースの横幅を一切削ることなく、完全に平坦なフルフラット空間を作り出す。
操作はいたってシンプルで、ストラップを引っ張りながらシートバックを前方に倒し込み、そのまま後方へ回転させるように引き込むだけだ。力に自信のない小柄な人でも、慣れれば数秒で格納操作を完了できる。広大なラゲッジスペースはゴルフバッグやキャンプギア、あるいはロードバイクなどを解体せずにそのまま積載できる余裕を生み出す。この独自のカラクリ構造こそ、プレミアムミニバンとしてオデッセイが支持され続ける最大の理由と言える。