かつては「長身すぎる」ことが配役上の制限とされることも少なくなからなかった192センチという規格外の身長。だが現在、彼のその恵まれた体躯は、画面の中で唯一無二の異彩を放つ強力な武器へと転換されている。近年のドラマ作品や映画での客演では、画面に現れるだけで場を支配するシルエットと、それに反する繊細な演技が高く評価された。
宮古島での暮らしがもたらした精神的なゆとりは、彼の演技の幅に決定的な変化を生んだ。かつて画面越しに伝わっていた肩の力みや焦燥感が消え、カメラの前に立つ立ち姿には自然体な深みが加わっている。バラエティ番組での軽快なトークだけでなく、作品の深みを支えるバイプレイヤーとしての需要がじわじわと高まっているのは、彼が歩んできた人生の葛藤がそのまま表現の強度へと昇華されているからに他ならない。