彼女の歩みを語る上で欠かせないのが、義父でありアシスタントを務める小林まさるの存在だろう。70歳を過ぎてから料理の世界へ飛び込み、いまや「まさるじいじ」の愛称で親しまれる義父との軽快な掛け合いは、多くのファンを虜にしている。
時にユーモラスに突っ込み合い、互いの手際を阿吽の呼吸でサポートし合う二人の姿。そこには、単なるビジネスパートナーを超えた、血の通った家族の温もりが溢れている。高齢化が進む現代社会において、シニア世代がいきいきと台所に立ち、世代を超えて一つの食卓を囲む素晴らしさを、彼らは身をもって証明し続けているのだ。
世代間ギャップを軽やかに飛び越える二人のレシピは、おつまみから定番の家庭料理まで幅広く、読む者・見る者の心を芯から温めてくれる。