事件発生当時、Yahoo!ニュースをはじめとする大手ポータルサイトでは、連日関連ニュースがトップに掲載され、コメント欄には数万件を超える書き込みが殺到した。クリック数を追求するデジタルジャーナリズムの構造が、より刺激的なヘッドラインとショッキングな画像を買い煽る結果となった側面は否定できない。
センセーショナリズムに偏重した事件報道は、加害者の神格化や被害者へのセカンドレイプを引き起こすリスクを常にはらんでいる。デジタルメディアが爆発的に普及した現代において、ジャーナリズムが果たすべき報道の正当性と、ショッキングな出来事をゴシップとして消費させる構造の相克は、今なお解決されていない重い課題である。