大野智という才能を紐解く上で、アート制作の存在を外すことはできない。過去に開催された作品展『FREESTYLE』で見せた作品群は、専門家をも唸らせる完成度と独創性に満ちていた。芸能活動を休止して以降、彼のキャンバスに向かう時間は以前にも増して純粋なものへと変化している。
宮古島に構えたとされるプライベートアトリエ。そこには締め切りも、第三者からの評価も存在しない。絵の具の匂いに包まれ、思いのままに筆を走らせる時間は、彼にとっての自我の解放であり、瞑想そのものだ。関係者によれば「誰かに見せるためではなく、自分自身の生き証人として描き続けている」という。その情熱の火は、決して消えてはいない。