キャリアの最終章として世に放たれたラストアルバム『ah-面白かった』。この潔いタイトルに、彼の人生観のすべてが集約されている。未練や感傷を一切排し、全力で駆け抜けた自らの音楽人生を肯定して見せたこの作品は、日本の音楽史に残る金字塔となった。
ニッポン放送の看板番組をはじめとするメディア活動にもきっちりと自ら終止符を打ち、引き際の美学を完璧に体現した。ファンへの感謝を語りながらも「これでおしまい」と笑ってみせるダンディズム。彼が遺した音楽とメッセージは、今もファンの胸の中で鮮烈な光を放ち続けている。