「神聖なパワースポットの湧水だから、口にすれば身も心も浄化されるはず」と考え、湧出口からそのまま手ですくって飲もうとする参拝者は少なくありません。しかし、結論から申し上げますと、真名井の清水をそのまま生水で飲むことは推奨されていません。
現地には明確に「生水での飲用は避けてください」「煮沸してお飲みください」といった注意喚起の看板が設置されています。真名井の清水は、地下深くから湧き出る天然の伏流水であり、カルキ消毒などの近代的な浄水処理を一切施していない自然水です。そのため、季節や降雨の状況、地中環境の変化によって、大腸菌群や野生動物由来の微生物、ピロリ菌などが混入するリスクを完全には排除できません。
「飲んだら病気が治った」といった噂は、あくまで個人の信仰体験や心理的効果が誇張されて広まった都市伝説に過ぎません。保健所の指導や安全管理の観点からも、御神水として体内に取り入れる際は「一度完全に沸騰させて冷ます」ことが絶対の前提条件です。神聖な霊水だからこそ、正しい衛生知識を持って慎重に向き合う姿勢が求められます。