箱根駅伝の出場資格において、最も選手たちの運命を左右するのが「エントリー回数の上限」だ。規定により、箱根駅伝の本戦・予選会を含めたエントリーは「通算4回まで」と厳しく定められている。
高校時代に怪我で苦しみ、大学に入ってから急成長した選手や、医学部・薬学部といった6年制学科に在籍する学生、さらには大学院に進学したランナーであっても、4年分のチャンスを使い果たせばそれ以上箱根を走ることはできない。過去には留年して5年目となったエースが「すでに4回エントリー済み」という理由で走れず、給水員としてチームを支えた感動的かつ切ないストーリーも生まれた。年齢制限ではなく「エントリー4回」という縛りが、選手の競技生活に特異なタイムリミットを与えている。