市販の炭酸飲料やフレーバーウォーターの原材料名ラベルを見ると、先頭に「果糖ぶどう糖液糖」の文字が高確率で見つかります。トウモロコシなどのデンプンを酵素処理して人工的に精製されたこの異性化糖は、砂糖よりも製造コストが低く、冷やすと甘味が増すため飲料業界で重宝されてきました。
しかし、果糖ブドウ糖液糖の危険性は単なるカロリー過多にとどまりません。通常の砂糖(スクロース)はブドウ糖と果糖が結合しているため分解に一定時間を要しますが、異性化糖は初めから単糖類に遊離しているため、飲んだ瞬間から猛スピードで血管内へ浸透します。これが全身の血管壁を傷つける清涼飲料水による血糖値スパイクの主原因です。急上昇した血糖は細胞内のタンパク質と結びつき、強力な老化促進物質である「AGEs(終末糖化産物)」を大量に生成し、肌のたるみや動脈硬化を急速に早めます。
夏場や猛暑日に多発するペットボトル症候群の症状(清涼飲料水ケトーシス)も、この異性化糖が引き金となります。のどの渇きを癒やすために冷えた清涼飲料水をがぶ飲みすると、急激な高血糖によって浸透圧利尿が起き、さらに喉が渇くという地獄のループに陥ります。倦怠感、激しい口渇、吐き気から始まり、最悪の場合は意識障害や昏睡に陥って救急搬送されるケースも決して珍しくありません。
清涼飲料水の添加物ワーストに挙げられる化学物質も見過ごせません。コーラ飲料特有の褐色を出す「カラメル色素(III型・IV型)」の製造過程で生じる副産物(4-メチルイミダゾール)の発がん性リスクは、国際機関でも度々議論の対象となってきました。酸味料として大量に使われる「リン酸」は、体内のカルシウムと結合して体外へ排泄させてしまうため、将来的な骨密度低下や骨粗鬆症のリスクを指摘する医師も少なくありません。