香典の中袋の入れ方決定版!お札の向きと新札Ngの真意を徹底解説

香典の中袋の入れ方決定版!お札の向きと新札Ngの真意を徹底解説

香典の中袋の入れ方決定版!お札の向きと新札Ngの真意を徹底解説にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

香典を包む際、最も多くの方が疑問に感じるのが香典お札の向きです。結論から言えば、中袋に入れる際のお札は「肖像画が中袋の裏側を向き、かつ肖像画が袋の底(下側)に来るように配置する」のが伝統的な不祝儀の鉄則とされています。

具体的には、中袋を表(金額を書く面)から見たときに、中に入っているお札の肖像画は見えず、中袋の裏面(住所や氏名を書く面)側にお札の肖像画が位置します。さらに、中袋の封入口側にお札の端が来て、袋の底深くに肖像画が沈む向きで滑り込ませます。

なぜこのような入れ方をするのか。そこには日本古来の奥ゆかしい感情表現が隠されています。お札に描かれた肖像の「顔を伏せる」ことによって、「突然の悲報に接し、哀しみのあまり顔を伏せて涙を流している」という参列者の心情を象徴しているのです。また、目線を下に落とすことで、故人に対する深い哀悼と謙虚な祈りを視覚的に表現する意味も含まれています。

これは、結婚式などの慶事で用いられる祝儀袋の作法とは完全に正反対です。慶事では「顔を上げて喜びを表す」「幸運をすくい上げる」という意味から、表側にお札の肖像画を向け、肖像画が封入口(上側)から最初に見えるように包みます。弔事と慶事で正反対の様式を取ることで、日常と非日常の境界を明確に区別し、弔意の純度を保つ意図が受け継がれてきました。

なお、複数枚のお札(例えば3万円を包む際の1万円札3枚など)を包む場合は、必ずすべてのお札の向きを同一に揃えて重ねた上で、肖像画を裏底に向けて中袋に入れます。お札の向きがバラバラになっていると、急なことで取り乱していたとしても雑な印象を与えてしまうため、揃えて入れる配慮が欠かせません。

田中 結衣
Author

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。