額面上の金額だけでなく、実際に通わせている保護者や在学生がどのように感じているのか。学内アンケートやSNS、保護者会での取材から見えてきた「納得派」と「不満派」双方のリアルな声を検証します。
「投資に見合う」と語る学生・保護者の実感
関内キャンパスに通う経済学部の学生からは、立地の利便性と就職活動における優位性を評価する声が多く聞かれます。
「横浜中心街にあるため、インターンシップや企業説明会への参加が非常にスムーズ。空きコマに学内のラウンジで集中して資格勉強や作業ができる環境が整っており、カフェ代を払って外で作業する必要がない。この立地と環境を手に入れられたことを考えれば、他大学との年10万円程度の差は十分に回収できる」(経営学部3年男子学生の談)
また、建築環境学部や看護学部の保護者からは、「専門職としての国家試験合格率や就職支援の手厚さを考慮すれば、一般的な専門職系私大の範囲内であり、過度な負担感はない」という堅実な受け止め方が目立ちます。
「割高感」を訴える層の不満点
一方で、手厳しい意見を寄せる層も存在します。特に金沢八景キャンパスで学び、関内キャンパスの最新設備を日常的に利用しない学部の学生からは、「学費の使途に対する不公平感」が吐露されるケースがあります。
「金沢八景キャンパスも順次リニューアルされているが、やはり関内のピカピカな高層ビルを見ると格差を感じる。自主的に施設を使い倒すタイプの学生でなければ、単に『他大学より学費が少し高い大学』という印象のまま4年間を終えてしまうのではないか」(文学系OGの回顧)
施設を能動的に活用し、キャリア形成のレバレッジとして使い倒す学生にとっては満足度が高い一方、単に受動的に通学しているだけの学生にとっては「割高な出費」と映るという二極化が起きています。