今年の夏、私たちの電気代がここまで跳ね上がっている背景には、複数の要因が絡み合っています。最大の要因は、長引く円安とグローバルな化石燃料価格の高止まりです。日本の火力発電依存度は依然として高く、燃料費調整額がダイレクトに電気料金に跳ね返っています。
さらに、これまで家計のクッションとなっていた政府の電気代補助金が打ち切られた影響は甚大です。一見、数十円、数百円の差に見える単価の上昇も、1ヶ月を通算すると数千円規模の差となって現れます。特に、部屋全体の容積に対してエアコンの効率が落ちやすい古いアパートや、最上階・角部屋に住む一人暮らし世帯にとって、この価格改定は致命傷に近い打撃となっています。