編集部が独自に実施したSNSコミュニティの投稿検証やタトゥー経験者へのヒアリング取材からは、カタログ写真では分からないリアルな日常生活の不都合が浮かび上がってきます。
都内のIT企業に勤務する20代女性の手記には、こう記されています。
「髪をおろしていれば絶対にバレないと思って左耳の後ろに小さな三日月を入れました。自己満足度は100点でした。でも、想定外だったのは美容室での気まずさです。カラー剤やシャンプーのたびに耳キャップを外される際、アシスタントの方に一瞬ギョッとされるのが毎回気まずくて、通い慣れたサロンを変えざるを得なくなりました」
また、耳の後ろタトゥーのアフターケア方法においても現場特有の苦労が存在します。施術直後は患部を清潔に保ち、専用の軟膏やワセリンで保湿する必要がありますが、耳裏はシャンプーやトリートメントの泡が最も付着しやすい場所です。界面活性剤の刺激による激しい滲みや、濡れた髪の毛が患部に張り付いて雑菌が繁殖するリスクを避けるため、「入浴時はラップで保護する」「枕に清潔なタオルを毎日巻き、患部を下にして寝ない」といった細心の注意が求められます。