抗凝固薬と抗血小板薬の違いを徹底解明!血液サラサラ薬の使い分けと真相

抗凝固薬と抗血小板薬の違いを徹底解明!血液サラサラ薬の使い分けと真相

抗凝固薬と抗血小板薬の違いを徹底解明!血液サラサラ薬の使い分けと真相を徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を凝縮して配信します。

血液をサラサラにする薬を服用している患者の間で、世代を超えて根強く信じ込まれている誤解が2つあります。1つ目は「歯医者で抜歯するときや胃カメラの前に、念のため自分の判断で数日前から薬を止める」という行為です。これは極めて危険な行動であり、致命的な血栓症を引き起こす最大の引き金になっています。

日本循環器学会、日本麻酔科学会、日本口腔外科学会など関連6学会が合同でまとめた公式ガイドラインにおいて、「抜歯などの一般的な歯科小手術では、抗血小板薬や抗凝固薬を継続したまま処置を行うことが原則」と明記されています。抜歯による口腔内の出血はガーゼの圧迫や止血シーネ、局所止血剤でコントロール可能ですが、薬を勝手に切ったことで生じる脳梗塞や心筋梗塞は生命を脅かし、半身麻痺などの重篤な後遺症を残します。「出血を止めること」よりも「血栓が飛ぶことを防ぐこと」のほうが、患者の生命にとって圧倒的に優先順位が高いという事実が医学界の共通認識です。

2つ目の誤解は、「血液サラサラの薬を飲んでいる人は納豆を食べてはいけない」という思い込みです。この食事制限が当てはまるのは従来の抗凝固薬「ワーファリン」を内服している患者のみです。ワーファリンは肝臓でビタミンKの働きを邪魔することで凝固因子を作らせない仕組みのため、納豆菌によって大量のビタミンKが体内で産生されると薬効が完全に打ち消されてしまいます。しかし、抗血小板薬であるバイアスピリンや、DOAC(エリキュース、リクシアナなど)を服用している患者には、ビタミンK代謝への影響が一切ないため、納豆もホウレンソウも青汁も制限なく安心して食べることができます。

山崎 陸
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山崎 陸

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