すべての復旧手順を試しても状況が好転しない場合、ユーザーは「有償修理に出すか」「買い替えるか」という現実的な選択を迫られます。ここで感情的に判断するのではなく、費用対効果の観点から冷静に線引きを行う必要があります。
公式修理やドック買い替えを進めるべき人
・本体の端子内部に明らかな物理破損がある場合:Type-Cポートを覗き込み、金属ピンが押し曲がっている、または黒く焦げた跡がある場合は、通電自体が火災や基板破断を招きます。自力復旧は不可能です。
・別の正常なSwitchを挿しても同じドックで映らない場合:ドック単体の基板死が確定します。ドックのみを任天堂パーツ販売で個別購入するか修理を依頼するのが経済的です。
焦って修理に出すのを一旦踏みとどまるべき人
・携帯モードでは何の支障もなくゲームが動作している人:この状態であれば、最も高額な「メインCPU・メモリ・液晶基板」は生きています。友人宅のドックや別のテレビ環境でテスト接続できる環境があるなら、本体側の修理依頼を出す前にクロスチェックを行うべきです。
・家族共有で使っており、ケーブルの挿し直しをまだ試していない人:子どもがケーブルに足を引っかけたことで、コンセント側のアダプターが数ミリ浮いて半抜けになっているケースが日常的に頻発しています。
なお、任天堂サポート公式が提示する参考価格において、任天堂スイッチ 修理費用はCPU基板交換を伴うメイン修理の場合で13,200円〜15,400円程度(税込)、ドック単体の修理・交換であれば3,300円〜4,400円程度(税込)が相場です。オンライン修理受付を利用すれば1本あたり5%の割引が適用されるため、街の非公認修理店に持ち込む前に公式の保証・サポート体制を確認することが、セーブデータ保護の観点からも最も賢明な選択となります。