調剤薬局のマスク着用は義務?個人の判断と推奨理由を徹底解説

調剤薬局のマスク着用は義務?個人の判断と推奨理由を徹底解説

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通院帰りに「うっかりマスクを忘れてしまった」「カバンに入っていなかった」という事態は誰にでも起こり得ます。そうした場合、調剤薬局にマスクなしで入店するとどうなるのでしょうか。大手チェーンから地域密着型薬局までの現場実態を追跡しました。

まず、現場で気になる調剤薬局のマスク無料配布ですが、大手調剤薬局グループや中小薬局の大部分で「無料配布は終了している」のが現状です。パンデミック初期のような無償提供はコスト面や公平性の観点から廃止され、現在はカウンターや自動販売機での調剤薬局でのマスク販売(1枚または個別包装2〜5枚入りで50円〜150円程度)を用意している店舗が主流となっています。

Yahoo!知恵袋やコミュニティ掲示板等に寄せられる薬剤師の報告によると、「待合室にマスク着用の協力を掲示しているが、実際の着用率は6割前後。未着用の方に対して無理やり追い出すようなことはない」という証言が多く見られます。マスクをしていないからといって、門前払いにされる心配はありません。

調剤薬局には薬剤師法第21条に定められた「調剤応需義務(正当な理由がなければ調剤を拒否できない)」が存在します。単にマスクを着けていないことだけを理由に調剤薬局で薬の受け取りを拒否(入店拒否)することは、法律上も極めてハードルが高いのが実情です。そのため、現場では以下のような柔軟なオペレーションが敷かれています。

  • 発熱や咳症状がある未着用者には、その場でマスクの購入を依頼するか、パーテーションで区切られた発熱待合ブースへ案内する。
  • 自家用車で来局している患者には、処方せん受付後に車内待機を案内し、準備ができ次第スタッフが車まで薬を届ける。
  • 待合スペースの端にある換気の良い席へ誘導し、他者との距離を確保する。

薬局スタッフや他の患者との余計な摩擦を避け、気持ちよく服薬指導を受けるためにも、マスクを忘れた際は受付で「忘れてしまったのですが、購入できますか?」と一言伝えるのが最もスマートな解決策です。

松本 悠斗
Author

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。