教育現場やSNS、保護者コミュニティでの育伸社テストに対するリアルな評判を検証すると、手放しの称賛と手厳しい指摘の両面が存在することが分かります。都内で個別指導塾を営むある塾長は、取材に対して次のように現場の所感を語っています。
「大手進学塾の難関模試では、基礎がぐらついている生徒は偏差値30台を叩き出され、自信を完全に喪失してしまいます。しかし育伸社のテストは、学校の教科書内容を丁寧に学習していれば50〜55に手が届く。努力の過程を正当に可視化し、次の学習へのモチベーションを引き出すという意味で、中堅層の指導ツールとしてこれほど扱いやすいものはありません」(都内個別指導塾・塾長)
一方で、保護者の間からは合格判定に関する戸惑いの声も聞かれます。中学3年生の秋に育伸社テストを受験した保護者の手記には、次のようなリアルな告白が残されています。
「育伸社テストの志望校判定で『安全圏(A判定)』が続いていたため、親子で油断していました。しかし冬場に都道府県主催の公立高校模試(公開模試)を受けさせたところ、判定はまさかの『再考圏(C判定)』。上位校を狙うライバルたちが集まる模試では順位が大幅に下がり、冷や汗をかきました。テストごとの母集団の違いを痛感させられた瞬間でした」(公立高校受験生・保護者の声)
こうした証言が物語るように、育伸社学力テストは「基礎〜標準の定着確認」には極めて有用であるものの、激戦となる上位・難関公立高校や私立進学校の合否を見極める物差しとしては、他社の広域模試との組み合わせが不可欠であることがわかります。