Q1:スギ花粉の飛散時期が過ぎたはずなのに、鼻水や目のかゆみが止まりません。なぜでしょうか?
A1:理由として2つの可能性が考えられます。1つ目は、スギの後に飛散するヒノキ花粉(4〜5月)やイネ科花粉(5〜6月)にも重複してアレルギー反応を起こしているケースです。2つ目は、花粉によって鼻のバリア機能が低下した状態のまま、室内のハウスダストやダニに対する通年性アレルギー性鼻炎を併発しているケースです。採血検査でアレルゲンを突き止めることが解決の近道となります。
Q2:アレルギー性鼻炎の治療は、耳鼻咽喉科と内科(アレルギー科)のどちらを受診すべきですか?
A2:基本的には耳鼻咽喉科の受診を推奨します。耳鼻咽喉科では内視鏡(ファイバースコープ)を用いて鼻腔内の粘膜の腫れ具合やポリープ(鼻茸)、副鼻腔炎の有無を直接観察できるため、薬の処方だけでなく物理的な診断・処置(鼻洗浄やネブライザー治療など)が受けられます。ただし、気管支喘息や重度のアトピー性皮膚炎など全身症状を併発している場合は、アレルギー科や呼吸器内科との連携治療が有効です。
Q3:ダニやハウスダストのアレルギー性鼻炎は、部屋を掃除機で掃除すれば治りますか?
A3:掃除は必須の環境整備ですが、それだけで完治させることは困難です。死滅したダニの死骸やフンは非常に微小(数十マイクロメートル)であり、通常の掃除機では排気から再飛散してしまうことすらあります。HEPAフィルター搭載の空気清浄機の稼働、防ダニシーツの導入、布団乾燥機と吸引の併用を行い抗原量を減らしつつ、医療機関で処方された抗アレルギー薬の併用や舌下免疫療法を組み合わせることが医学的に推奨されます。