「無料枠があるから安心」と思い込んでいた利用者を襲う高額請求。まず確認すべきは、楽天モバイル海外利用 高額請求の理由の9割以上がデータ通信ではなく「音声通話」に起因しているという厳然たる事実です。
楽天モバイルの現行プラン(Rakuten最強プラン)において、海外ローミングのデータ通信は毎月2GBまで追加料金なしで提供されています。仮に2GBを使い切ったとしても、通信速度が最大128kbpsに制限されるだけで、自動的に数万円単位のパケット代が加算される仕組みにはなっていません。データ通信を高速で使い続けたい場合も、1GBあたり500円(不課税)でチャージする都度払い方式が採用されており、いわゆる古典的な「パケ死」は制度上起こり得ない構造です。
それにもかかわらず数万円の請求が発生する理由は、通話回線を経由した国際通話料の課金体系にあります。海外で専用通話アプリ「Rakuten Link」を正しく使わずに標準の電話アプリで発信した場合、現地の提携通信事業者の国際回線を経由するため、30秒あたり数十円から数百円という莫大な従量課金が即座に発生します。日常的に国内で使っている感覚のまま数十分の通話や長電話をしてしまうと、それだけで請求額が一気に2万〜5万円超へと跳ね上がる計算になります。