連続テレビ小説『マッサン』は、ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝とそのスコットランド人妻・リタをモデルに制作された。劇中のエマにも実在のモデルが存在する。それが、ふたりの養女となった「リマ(竹鶴莉マ)」だ。
実際の竹鶴夫妻とリマの間にも、西洋と日本の文化の違いや、戦時中の「敵国人」としての過酷な世間の目に晒された歴史が存在した。ドラマの撮影現場では、玉山鉄二とシャーロット・ケイト・フォックスが長期間にわたる密度の濃い撮影の中で実の家族のような絆を育んでいったという。異国の地で孤軍奮闘していたシャーロットを、娘役のキャストたちが現場で笑顔にし、精神的な支えとなっていたという裏話も残されている。こうしたキャスト陣のリアルな信頼関係が、作中の温かな家族像を生み出したのだ。