Q1:全日制高校でも単位を落としたらすぐに留年になりますか?
A1:1科目の成績不振だけで即座に留年が決まるわけではありません。多くの全日制高校では、定期テストの赤点に対して「補習」や「追認試験」が用意されており、それらをクリアすれば進級できます。ただし、追認試験すら不合格になった場合や、年間授業日数の3分の1以上を欠席して出席日数が足りない場合は救済措置がなく、留年(原級留置)が確定します。
Q2:中学校で不登校でしたが、全日制高校に合格・進学できますか?
A2:合格自体は十分に可能です。公立高校入試では調査書(内申書)の欠席日数を不問とする「自己申告書」制度を導入する自治体が増加しており、私立高校でも当日の学力検査を重視する推薦・一般入試が存在します。ただし、合格することと「進級・卒業できること」は別問題です。全日制の厳しい出席規定に耐えうる体調の回復と生活リズムの再建ができているかを慎重に判断する必要があります。
Q3:単位制全日制高校と学年制全日制高校は何が違いますか?
A3:日々の通学サイクル(平日昼間に週5日登校)は同じですが、進級の仕組みが異なります。学年制では全科目の合格が進級条件となり、1科目でも落とすと学年ごとやり直しになります。一方、単位制では落とした科目以外の修得単位はそのまま累積され、3年間で74単位を満たせば卒業できます。ただし、単位制であっても各授業の出席日数規定は学年制と同様に厳格です。
Q4:私立の全日制高校は就学支援金で完全に無料になりますか?
A4:完全無料にはなりません。就学支援金や自治体の助成で実質無償化されるのは「授業料」のみです。私立高校では入学金(20万〜30万円)、施設設備維持費、制服・指定品代、修学旅行積立金、タブレット端末購入代などが別途かかります。授業料が無償化された世帯であっても、初年度に数十万円規模の自己負担が発生します。