Q1:一度ノロウイルスで牡蠣にあたったら、二度と牡蠣を食べられない体質になりますか?
A1:食中毒であれば、治癒後に体内からウイルスが排泄されれば再び牡蠣を食べられるようになります。ノロウイルス感染では一時的な免疫しか獲得できないため「二度と当たらない」わけではありませんが、体質が変わって食べられなくなるわけではありません。ただし、食後1〜2時間以内に発症した場合はアレルギー(即時型過敏症)の可能性が高く、この場合は再摂取でアナフィラキシーを起こす危険があるため、アレルギー専門医での血液検査(特異的IgE抗体測定)を受けるまで再喫食は避けるべきです。
Q2:血液型がO型なら、生牡蠣は絶対に避けるべきでしょうか?
A2:絶対に避けるべきというわけではありません。血液型とノロウイルスの関係は「受容体の結合親和性の高さ」を示す統計的リスク因子の一つに過ぎず、O型の人が全員必ず発症するわけではありません。実際にO型でも全く当たらない人は多数存在します。血液型以上に、当日の体調(睡眠時間やストレスの有無)、胃酸の分泌状態、採取海域の浄化水準などの環境要因が複合して発症が決まるため、体調管理と店舗選びを万全にすることが肝要です。
Q3:加熱用牡蠣をフライパンでしっかり炒めたつもりでも当たることがあるのはなぜですか?
A3:中心部まで熱が到達していない「加熱不足」が主因です。牡蠣は身が厚く水分を多く含むため、表面に焼き色が付いていても中心温度が安全基準(85〜90度で90秒以上)に達していないケースが多々あります。また、生牡蠣を触ったトングや箸で焼き上がった牡蠣を掴んだり、生牡蠣を載せていた皿に調理後の料理を戻したりする「交差汚染(二次汚染)」によってウイルスを再付着させてしまう事故が家庭調理で多発しています。調理器具の使い分けも徹底してください。