水金地火木土天海冥から冥王星が消えた真相|除外理由と現在の新常識

水金地火木土天海冥から冥王星が消えた真相|除外理由と現在の新常識

水金地火木土天海冥から冥王星が消えた真相|除外理由と現在の新常識を詳しくリサーチ! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。

子供の頃に覚えた「水金地火木土天海冥」から冥王星が姿を消した契機は、2006年8月24日にチェコの首都プラハで開催された第26回国際天文学連合(IAU)総会です。この歴史的な総会において、人類史上初めて「惑星(Planet)」という言葉の厳密な科学的定義が採択されました。

IAUが決議した「太陽系の惑星」を満たす条件は、以下の3項目です。

【IAUが定めた惑星の3条件】
1. 太陽の周りを公転していること。
2. 十分な質量を持つため自己重力によって球形(静水圧平衡)を維持していること。
3. その軌道の周辺から、他の天体を排除(クリア)していること。

冥王星は、1つ目の太陽を回っている点、2つ目の球形を保っている点については難なくクリアしていました。しかし、決定打となったのが3つ目の条件「その軌道の周辺から他の天体を排除していること(cleared the neighbourhood around its orbit)」でした。天体が圧倒的な重力優位性を持ち、同じ軌道領域にあるチリや小天体を自らに合体させるか、外側へ弾き飛ばして軌道上を独占している状態を指します。

地球や木星といった惑星は、自身の軌道領域において圧倒的な質量比を誇り、事実上その空間を支配しています。対照的に冥王星の質量は、その周囲に無数に漂う「太陽系外縁天体(エッジワース・カイパーベルト天体)」の総質量のわずか数パーセントに過ぎません。自身の重力で軌道周辺の天体を一掃できていない実態が明らかとなった結果、冥王星は惑星の枠組みから外され、新設された「準惑星(dwarf planet)」へと移行することになりました。

山田 真由
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山田 真由

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