既製品のアパレルだけでなく、手編みの世界においてもリブ編みはマフラーやニット帽、セーターの裾を仕上げるための必須技術です。棒針編みを始めたばかりの人が必ず通るリブ編み編み方初心者のステップとして、基本となる2つの手法を解説します。
1つ目は、手芸店や初心者向けレシピで最も多用される1目ゴム編み(1×1リブ)です。針にかかった目を「表目、裏目、表目、裏目」と1目ごとに交互に編んでいきます。緻密で繊細な畝が並び、きめ細やかなフィット感が得られるため、手袋の手首部分や靴下の履き口、スマートなマフラーに最適です。
2つ目は、よりカジュアルで表情豊かな仕上がりになる2目ゴム編み(2×2リブ)です。こちらは「表目2目、裏目2目」を繰り返す技法です。1目ゴム編みに比べて畝の陰影が深くクッキリと現れ、厚手のアランセーターの裾やニットキャップの折り返し部分に採用されます。
初心者がリブ編みを編む際に最もつまずきやすいのが、「表目から裏目へ糸を切り替える際のテンションの緩み」です。表目を編んだ後、糸を手前に回して裏目を編む動作において、糸の引き締めが甘いと畝が波打って不揃いになってしまいます。編み針の号数を身頃(本体)より1〜2号細い針に落として編むことが、既製品のように端正なリブを完成させるプロ直伝の技法です。