ブヨ刺され跡が消えない理由とは?しこり・色素沈着を防ぐ最新ケア

ブヨ刺され跡が消えない理由とは?しこり・色素沈着を防ぐ最新ケア

ブヨ刺され跡が消えない理由とは?しこり・色素沈着を防ぐ最新ケアについての最新情報をお届けします。

ネット上やSNSでは、ブヨ刺されに関して科学的根拠を欠いた危険な民間療法が散見されます。その代表例が「43度〜50度前後の熱湯やドライヤーの熱風を患部に当てると、毒素が熱変性して痒みが消える」という言説です。

確かにブヨの毒素に含まれる一部の酵素タンパク質は熱に弱い性質を持ちますが、すでに生体組織内へ浸透し、アレルギー反応のスイッチが入った後では熱変性による効果は期待できません。むしろ高温刺激はヒスタミンの放出を促して一時的な痒みの爆発を招くだけでなく、真皮の炎症を悪化させて重篤な低温火傷や色素沈着を確定させる行為にほかなりません。刺傷直後を過ぎた患部は「温める」のではなく「冷やして炎症を鎮静化させる」のが皮膚科学の常識です。

また、万能薬のように認識されているオロナインやメンソレータムを塗りたくるケースも見受けられますが、これらには強いアレルギー性免疫反応を抑制する抗炎症作用はありません。効果の乏しい軟膏で様子を見ている間に炎症が真皮深層へと固定化し、結果としてしこりや黒ずみを慢性化させてしまうタイムロスを生むことになります。

山崎 陸
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山崎 陸

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