Q1:新卒からいきなりプロスポーツチームの専属トレーナーになれますか?
A1:極めて稀な例外を除き、ほぼ不可能です。プロ球団が求めるのは「明日からトッププロの重篤な怪我を瞬時に評価・処置できる即戦力」です。大半のセラピストは、まず症例数の多いスポーツ整形外科で3〜5年以上の臨床経験を積み、JSPO-ATを取得した上で、チームの非常勤サポートや推薦を通じてステップアップしていきます。
Q2:女性の理学療法士でも男子プロチームや過酷な現場で帯同できますか?
A2:十分に活躍可能です。近年はバスケットボール(Bリーグ)やバレーボール(SVリーグ)、実業団陸上などにおいて、女性の理学療法士がチーフトレーナーを務める事例が急速に増えています。また、女子プロサッカー(WEリーグ)をはじめとする女子競技のプロ化が進んでおり、女性特有の月経周期に伴うコンディション調整や前十字靭帯損傷リスクへのアプローチなど、女性セラピストならではの高度な専門性が強く求められています。
Q3:将来的に海外でスポーツフィジオ(理学療法士)として活動することは可能ですか?
A3:可能ですが、免許の書き換え手続きと高い語学力が必要です。日本の理学療法士免許は国内法に基づく資格であるため、アメリカ(PT・DPT)やオーストラリア、イギリスなどで活動するには、各国の認定試験合格や大学院教育の修了が必須となります。近年は欧州サッカークラブに所属する日本人選手のパーソナルフィジオとして帯同し、海外でキャリアを切り拓く先駆者も登場しています。