愛着障害・回避型の心理と恋愛傾向|突然距離を置く理由と接し方の真実

愛着障害・回避型の心理と恋愛傾向|突然距離を置く理由と接し方の真実

愛着障害・回避型の心理と恋愛傾向|突然距離を置く理由と接し方の真実にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

愛着理論の創始者であるジョン・ボウルビィの体系が示す通り、愛着スタイルは幼少期の養育環境と原因に深く根ざしています。乳幼児期から児童期にかけて、泣いたり助けを求めたりした際に、養育者から情緒的な応答を得られなかったり、感情表現を否定された経験が原点となります。

「泣いても誰も抱き上げてくれない」「弱音を吐くと『だらしない』と叱責された」「親の機嫌を取るために感情を押し殺さざるを得なかった」――こうした環境で育った子どもは、ある生存戦略を身につけます。それは、「最初から誰にも期待しなければ、傷つくこともない」という諦観です。他者に救いを求める神経回路をあらかじめ遮断することで、自らの心を守る技術を学習してしまうのです。

そして恋愛において最も悲劇的な結末を迎えやすいのが、回避型と不安型の相性です。心理学では「追跡者・逃亡者ダイナミクス(Pursuer-Distancer Dynamic)」として知られるこの組み合わせは、磁石のプラスとマイナスのように強烈に引き合いますが、関係が始まると凄惨な消耗戦に陥ります。

相手の愛情を常に確認したい「不安型」は、回避型が少しでも距離を置くとパニックに陥り、LINEの連投や問い詰めを行います。しかし、その追撃こそが「回避型」にとって最も恐れる侵食であり、回避型はさらなる逃走(音信不通・拒絶)へと舵を切ります。追えば逃げ、逃げるから追うという悪循環は、双方の愛着不安を極限まで増幅させ、共倒れを招く典型例です。

中村 さくら
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中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。