近年の池袋において顕著な消費トレンドが、20時以降にピークを迎える「夜アイス」および「締めパフェ」文化の定着です。繁華街としての顔を持つ池袋東口・西口では、居酒屋やバーを利用した後の2次会・3次会代わりにアイスを買い求める客列が日常的な光景となっています。
消費者行動論および都市社会学の観点からこの現象を紐解くと、飲酒習慣の多様化と「タイパ(時間対効果)志向」が深く関わっています。従来の「居酒屋で長居する」スタイルから、「食事を手短に済ませ、締めにご褒美感のあるスイーツで幸福感を補完する」という心理的リフレッシュ行動へと移行しているのです。
夜パフェ専門店のソフトクリームは、アルコール摂取後でも食べやすいよう、乳脂肪分の重さを調整し、果実の酸味やジュレの清涼感を組み合わせる計算がなされています。深夜の罪悪感(ギルティプレジャー)を肯定的な自己報酬へと昇華させる仕掛けが、池袋の夜型ライフスタイルと強固に結びついています。