製造されたばかりのフレッシュコンクリートは、刻一刻と品質が変化する。プラントから排出された瞬間から、秒単位のロジスティクスがスタートする。
神奈川秩父レミコンでは、全34台の大型アジテータトラック(ミキサー車)を保有・稼働させている。特筆すべきは、全車両にGPS位置情報管理システムが標準装備されている点だ。配車本部は、すべてのミキサー車が現在どこを走行しており、現場まであと何分で到着するかをリアルタイムのモニター画面で一元把握している。
東京都心の慢性的な交通渋滞や突然の通行止めが発生した場合、配車オペレーターはGPSデータとリアルタイムの道路交通情報(VICS等)を突き合わせ、最短ルートや迂回路をドライバーへ即座に指示する。工場内の自動計量・配車管理システムと連動させることで、「練り混ぜから打設開始まで」のタイムラグを極限まで縮小。品質低下のない最高の状態で現場へとコンクリートを届ける仕組みが完成している。