フランスの男たちを語るうえで、アラン・ドロンという不世出のアイコンを避けて通ることはできない。『太陽がいっぱい』で見せた冷徹で美しい青い瞳は、今なお映画史における美の基準点として君臨している。
そして今、その血脈とスピリットを受け継ぎ、世界中を熱狂させているのがティモシー・シャラメだ。フランス人の父を持ち、流暢なフランス語を操る彼は、ハリウッド大作の主役を張りつつも、カンヌ国際映画祭のレッドカーペットに立つ姿にはどこか気品あるヨーロピアンな空気が漂う。アラン・ドロンが築いた退廃的な美しさは、現代的なエレガンスへと見事に受け継がれている。