物語の序盤からファンの間で噂されていた「雄英内部の内通者は誰なのか」という長年の謎。その衝撃の真相が明かされた瞬間、世界中の読者に激震が走った。敵(ヴィラン)連合にクラスの演習日程や合宿先などの極秘情報を漏らし続けていた人物こそ、ほかでもない青山だったからだ。
しかし、彼の裏切りは決して自発的な悪意によるものではなかった。生まれつき「無個性」であった我が子を不憫に思った親が、巨悪の根源であるオール・フォー・ワンと接触し、個性を買い与えられたことが全ての悲劇の始まりだった。一度でもその悪魔の手を借りてしまえば最後、家族の命を人質に取られ、指示通りに動く人形となる以外に生きる道は残されていなかった。眩いヒーローを夢見る学園生活の裏で、彼は絶え間ない脅迫と罪悪感に押し潰されそうになりながら二重生活を送っていたのだ。