レシピ検索のメガプラットフォームであるクックパッドや、料理動画で爆発的なユーザー数を誇るクラシルでは、既存の枠にとらわれない新しい提案が次々とヒットを生み出している。「かぶの皮のきんぴら入り味噌汁」や「すりおろし生姜と焼きかぶのポタージュ風汁物」など、検索ログには素材を使い切る工夫と時短を両立させたキーワードが並ぶ。
こうした生活者のリアルなトレンドは、外食チェーンや中食をはじめとする食品・飲食産業の商品開発にも直接的な影響を与えている。都内の和食ダイニングや定食専門店では、グリルしてメイラード反応を起こした香ばしいかぶを具材にした味噌汁や、オリーブオイルと黒胡椒をひと回しした進化系の一杯が定番メニューとして定着し始めた。古典的な和の枠組みを保ちながら、自由な発想を取り入れる動きは今後も加速していくだろう。