物件概要に記載されている「東京メトロ東西線・西葛西駅徒歩11分」という数値。不動産広告の表示規約(不動産の表示に関する公正競争規約)に基づき「分速80メートル・道路距離」で算出された数字ですが、実際の体感距離はどうなのでしょうか。編集部による平日朝・夕の現地実測調査を行いました。
結論から述べると、西葛西駅の改札からマンション敷地の南西側アプローチまでは、平坦なフラットアプローチが続くため、大人ひとりで早足で歩けば約11分〜12分で到達可能です。途中に歩道が整備された通りが多く、信号待ちも最小限に抑えられているため、道中のストレス自体は多くありません。しかし、マンションの敷地境界に到着してから、オートロックを解錠し、共用廊下を通って自室の玄関ドアに辿り着くまでの時間は全く別計算です。敷地の奥に位置する棟の高層階の場合、実質的な「ドア・トゥ・改札」の時間は15分〜17分を見込む必要があります。
雨の日や真夏の酷暑時、あるいは小さな子どもを連れての移動では、この「実質15分超」の壁が重くのしかかります。幸いにも、敷地近隣からは西葛西駅や葛西駅、さらにはJR京葉線方面へとアクセスできる路線バスが運行されており、雨天時にはバスを上手に使い分ける住民が多く見受けられます。日常的に自転車を利用する場合、駅周辺の駐輪場確保が必須となりますが、西葛西駅周辺の定期駐輪場は人気が高く、時期によってはキャンセル待ちが発生する点には留意が必要です。
教育環境・学区の観点では、本物件は子育てファミリーから極めて高い支持を獲得しています。指定学区である江戸川区立第七葛西小学校および葛西第三中学校は、周辺でも落ち着いた教育環境として知られ、教育熱心な世帯が意図して転居してくるケースも見られます。徒歩圏内には広大な芝生と動物園を併設した「行船公園」や、スポーツ施設が充実した「宇喜田公園」が広がり、放課後や休日に子どもたちが自然に触れ合える環境が日常のすぐそばにあります。都心近接でありながら自然豊かな子育て環境が手に入る点こそが、駅徒歩距離のデメリットを相殺する最大の強みとなっています。