学校法人電子学園が運営する同校の歴史を語る上で欠かせないのが、ゲーム史にその名を刻んだレジェンドたちの足跡だ。世界中を熱狂させ続ける『ポケットモンスターシリーズ』の生みの親のひとりである増田順一氏や、1990年代に異才を放ちインタラクティブシネマの地平を切り拓いた故・飯野賢治氏。彼らもかつて、この新宿の教室で技術と表現の衝突に向き合っていた。
彼らが在籍していた黎明期から一貫しているのは、「既存の枠組みに縛られないものづくり」への執着だ。ハードウェアの限界に挑み、わずかなメモリ容量に豊かな世界観を詰め込んだ先人たちのスピリットは、今もカリキュラムの底流に脈打つ。偉大なOBたちの存在は単なる広報用の看板ではなく、後輩たちにとって超えるべき具体的な指標として機能している。