名勝「袋田の滝」の周辺は、町中心部よりもさらに標高が高く、山風の通り道に位置しているため、独自の局地気象が形成されやすい。特に初夏から秋にかけては、平野部が晴れていても滝周辺の谷筋だけに局地的な雨雲が発生するケースが目立つ。
現地を訪れる観光客にとって、数十分単位で空模様を追跡できるピンポイント雨雲レーダーの確認は必須だ。滝から巻き上がる大量の飛沫によって体感温度は周囲の観測データよりも2〜3度低く感じられる。冬場に滝全体が凍結する「氷瀑(ひょうばく)」を観測するシーズンには、風速が1メートル強まるだけで体感温度が急降下するため、万全の防寒装備が欠かせない。