園内でひときわ熱い視線を集めているのが、怪鳥ハシビロコウの「ささ」と「はとる」だ。「動かない鳥」として知られる彼らだが、のいち動物公園の広々とした展示場では、羽を大きく広げて池の小魚を狙ったり、優雅に歩き回ったりする姿が頻繁に目撃される。ストレスを感じさせないのびのびとした環境が、本来の生き生きとした行動を引き出している証拠だ。
一方、木登り上手なレッサーパンダ舎の前に立てば、愛くるしい仕草に誰もが足を止める。頭上に組まれたアスレチックのような木組みを軽快に行き交い、リンゴを頬張る姿は訪れる人々の心を一瞬でほぐしてしまう。シャッターチャンスを狙うカメラマンから小さな子どもまで、誰もが笑顔を隠せない。