彼女が収容されている大阪拘置所では、面会要請に対して厳重な制限が敷かれている。高齢を迎えた彼女の健康状態を懸念する声もあるが、接見を重ねてきた関係者によれば、日々の読書と写経、そして再審請求に向けた書類の読み込みに膨大な時間を費やしているという。独房の中の限られた空間で、彼女は今もなお「自分はやっていない」という言葉をノートに書き連ねている。
支援者との手紙のやり取りを通じ、外の世界の動向を細かく把握しようとする執念は衰えていない。食事や日課の手続きの中で見せる態度は静かだが、自らの無実を訴える段になると目つきが変わるという関係者の証言もある。独占取材によって浮かび上がったのは、社会から隔離されながらも闘志を失っていない一人の確定死刑囚の現実だった。