『全開ガール』が放送された2011年当時、子役ブームはひとつの黄金期を迎えていた。その渦中にあって、本作に登場したふたりの子どもは群を抜いて異彩を放っていた。新垣結衣演じる若葉が教育係を務めた傲慢なお嬢様・桜川日向と、錦戸亮演じる草太の息子でおっとりとした性格の山田笑太郎(通称・ビー太郎)だ。
日向の大人顔負けの冷徹な弁舌と、ビー太郎の素朴で愛らしいリアクション。この対比がドラマに奥行きを与えていた。単なるコメディのスパイスにとどまらず、大人の未熟さを浮き彫りにし、成長を促す触媒としての役割を完璧に全うした彼らの演技力は、当時のドラマ批評家たちからも絶賛された。