しかし、どれだけテクノロジーが進化しようとも、機械を作るのも、それを操作するのも、そして乗るのも人間である以上、「リスクゼロ」は存在しない。スリルと興奮を売りにする絶叫マシンにおいて、安全対策を厳重にしすぎると、今度は乗車制限が厳しくなりすぎたり、運行効率が極端に低下したりするというジレンマが生じる。
「安全」と「娯楽性」のバランスをどこで保つべきか。これはテーマパーク業界が常に抱え続ける問いだ。重要なのは、システムに依存しすぎず、現場のスタッフが「いつでも事故は起こり得る」という危機感を持ち続けることだろう。