歴代最多勝を誇る不動裕理は、2026年現在も決してゴルフ界の表舞台から完全に身を引いたわけではありません。レギュラーツアーへの毎週のようなフル参戦こそ控えているものの、保有する権利を生かし、自身の体調とメンタルに合わせた独自のペースで活動を続けています。
ツアー関係者や報道各社の取材データによると、現在の不動は年間数試合のJLPGAレギュラーツアーにスポット参戦するほか、45歳以上の女子プロゴルファーを対象としたJLPGAレジェンズツアーへの参戦、さらにメジャー大会を中心とした的確なテレビ解説やジュニア育成イベントへの協力など、多角的なスタンスでゴルフ界に関わっています。かつてトーナメント会場で漂わせていた近寄りがたいほどの研ぎ澄まされた緊張感は和らぎ、後輩プロたちに笑顔で声をかける姿が印象的です。
公式インタビューの場でも、本人は「今は自分のゴルフがどこまで通用するかを純粋に試すのが楽しい」と語っており、結果のみに縛られていた現役絶頂期とは異なる、ゴルフというスポーツそのものを深く愛好する円熟味を見せています。メディア露出の頻度こそ落ち着いているものの、生涯ゴルファーとしての探求は静かに、そして確実に継続されています。