則本投手の代名詞といえば、打者を圧倒する気迫を前面に押し出した投球フォームです。右腕を力強く振り下ろすスリークォーターのメカニクスは、大学時代から徹底的に鍛え上げられた下半身の粘りと、鋭い体幹の回転によって生み出されています。
投球の軸となる球種は極めてシンプルかつ破壊的です:
- 四縫線速球(ストレート):平均149km/h前後、自己最速158km/hを誇る直球は、打者の手元でホップするような伸びを持ちます。
- フォークボール:三振を奪う最大の決め球。直球と同じ軌道から打者の手元で急激に視界から消える落差を誇ります。
- スライダー:カウント球としても決め球としても使える切れ味鋭い横変化のボール。
- カーブ・チェンジアップ:緩急をつけるアクセントとして配球に織り交ぜ、打者のタイミングを狂わせます。
2017年に達成した8試合連続2桁奪三振という金字塔は、高めの剛速球で打者の目線を上げさせ、極限まで引きつけてから鋭く落とすフォークボールのコンビネーションが極限まで研ぎ澄まされていたからこそ実現した記録です。リリーフ転向後は、短いイニングに全精力を注ぐことで、直球の威力とフォークのキレが一段と増し、打者を力でねじ伏せる本来の獰猛さが際立っています。