インターネット上の掲示板やSNSでは、たびたび「土曜ワイド劇場が復活するのではないか」「実は完全終了ではなく名前を変えて続いているだけ」といった噂が浮上します。この噂の真相はどうなのでしょうか。
結論から言うと、毎週決まった時間帯に放送されるレギュラー枠としての『土曜ワイド劇場』が復活した事実はありません。しかし、「完全に消滅したわけではない」という見方には一定の根拠が存在します。
事実、土曜ワイド劇場でパイロット版(単発特番)として制作され、その圧倒的な支持から連続ドラマ枠へと昇格・発展を遂げた国民的コンテンツは枚挙にいとまがありません。
- 『相棒』:2000年に土曜ワイド劇場の単発ドラマとしてスタート。水谷豊と寺脇康文のコンビで3作放送された後、テレビ朝日の絶対的看板シリーズへと成長。
- 『警視庁・捜査一課長』:土曜ワイド劇場での人気を受け、木曜ミステリー枠などで大ヒット連続ドラマ化。
- 『おかしな刑事』:伊東四朗と羽田美智子の名コンビによるシリーズは、枠終了後も単発スペシャルとして継続的に新作が制作されました。
2017年の枠終了後、テレビ朝日は『サンデーステーション』の新設に伴い、2時間ドラマ枠を『日曜プライム』などに一時移行させましたが、それらの定期枠もやがて終了しました。現在では、改編期や祝日に特別ドラマとして放送される形態が主流となっています。形を変えながらも、土曜ワイド劇場が培った「エンタメミステリーのDNA」は現代のプライム帯ドラマの屋台骨として脈々と息づいています。