展望台の真骨頂は、何と言ってもその圧倒的な眺望の広さにある。山頂デッキに立つと、北には荒々しい岩肌を見せる八ヶ岳連峰、南には雄大な裾野を広げる富士山、そして西には甲斐駒ヶ岳をはじめとする南アルプスの名峰群が360度の大パノラマで迫ってくる。
早朝の澄み切った空気の中では、遠くの山並みに朝日があたり、刻一刻とグラデーションを変えていく幻想的な光景に出会える。気象条件が揃う秋口や初冬の早朝には、眼下に雲海が広がることも珍しくない。このスケール感あふれる景色こそが、時代を超えて人々を引きつけてやまない最大の理由だ。