読者の最大の関心事である「計画はどこまで進み、いつ開通するのか」という点について、区の検討状況とJR各社との協議進捗から読み解きます。
葛飾区はこれまで、運行ルート上に約7〜10カ所の新駅(停留場)を新設する構想を公表しています。想定される主な新駅・ルート候補地は以下の通りです。
- 新小岩駅(南側起点):JR総武快速線・中央・総武各駅停車との乗り換え拠点。南口・北口の駅前再開発と連動したアクセス整備を想定。
- 東新小岩駅(仮称):蔵前橋通り周辺の住宅密集地をカバー。
- 奥戸駅(仮称):奥戸総合スポーツセンター近隣へのアクセス向上と地域活性化の核。
- 細田駅(仮称):京成本線との立体交差付近。京成高砂駅方面への徒歩・フィーダーアクセス連携。
- 高砂・鎌倉駅(仮称):北総線・京成金町線エリアとの結節点。
- 新宿(にいじゅく)六丁目駅(仮称):東京理科大学葛飾キャンパスや葛飾にいじゅくみらい公園に隣接する大規模文教・居住エリア。
- 金町駅(北側終点):JR常磐線各駅停車および京成金町駅との一大交通結節点。
開業予定時期について、区の基本構想では当初2030年前後の段階的開業をターゲットとして設定されていましたが、関係機関との協議や法制度の調整には慎重なプロセスが求められています。とりわけ全線一括での開業はハードルが高いため、まずは踏切支障が比較的少ない「南側区間(新小岩〜細田・高砂付近)」を先行開業させ、段階的に金町方面へ延伸するステップ論が現実的なシナリオとして議論されています。