井森美幸さんの芸能界入りの原点は、1984年に開催された「第9回ホリプロタレントスカウトキャラバン」です。当時の応募総数は実に12万人。これは現在の主要な大型オーディションと比較しても桁違いの倍率であり、まさに全国の美少女が集結した伝説の回でした。
当時、群馬県で暮らす15歳の女子高生だった井森さん。小学生の頃はコメディアン、中学生の頃はバスガイドに憧れていたという飾らない少女でしたが、選考が進むにつれて審査員の目を釘付けにしました。ホリプロ元役員の鈴木基之氏をはじめとする審査関係者が「山の手の清楚な令嬢のような透明感と品格があった」と後に証言している通り、当時の顔立ちやスタイルは群を抜いて完成されていたのです。
1985年、シングル『瞳の誓い』で歌手として正式にアイドルデビュー。「井森美幸16歳、まだ誰のものでもありません」というキャッチコピーとともに、正統派アイドルとして華々しいスタートを切りました。当時のレコードジャケットや音楽雑誌のグラビアを振り返ると、大きな瞳と完璧な卵型のフェイスライン、ナチュラルな黒髪が印象的で、現代のZ世代が見ても「レトロで洗練された美少女」として驚嘆の声が上がるのも納得のクオリティです。