過去の気温はどう調べる?気象庁データの活用術と歴代記録

過去の気温はどう調べる?気象庁データの活用術と歴代記録

過去の気温はどう調べる?気象庁データの活用術と歴代記録についての最新情報をお届けします。

Web上には民間の過去天気アーカイブや天気記録まとめサイトが多数存在します。一目で分かりやすいアイコンやイラストが並んでおり、一般的な振り返りには便利ですが、厳密な検証が求められる場面ではいくつか注意すべき盲点が存在します。

第1の落とし穴は、「観測地点の移転によるデータの非連続性」です。代表的な例として、東京の気象観測所は2014年12月に千代田区大手町(気象庁本庁舎)から約900m離れた北の丸公園内へと移転しました。移転先は緑豊かな公園内であるため、夏場の日中や冬の早朝において、ビル街だった大手町時代に比べて最高気温が0.5℃〜1℃程度低く出やすい傾向が確認されています。過去数十年のデータを単純比較する際には、観測場所の環境変化を加味しなければなりません。

第2の落とし穴は、「天気記号の集計基準の違い」です。気象庁の公式データにおける「晴れ」は雲量が2割以上8割以下を指し、空の大部分が雲で覆われていても雨が降っていなければ「曇り」と分類されます。一方で民間アーカイブでは、日照時間がわずかでもあれば「晴れ」のアイコンを表示しているケースがあり、利用する媒体によって過去の天候判定にズレが生じることがあります。

清水 千尋
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清水 千尋

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。