奈良県奈良市で生まれ育ち、県内屈指の進学校である奈良県立畝傍高校を卒業した高市氏。彼女の生い立ちと実家は、父親が自動車関連企業に勤務し、母親が警察署に勤務していたというごく一般的な堅実な勤め人家庭でした。しかし、本人のバイタリティは幼少期から飛び抜けていました。
1980年に神戸大学経営学部(経営数学専攻)へ進学した学生時代、彼女が夢中になったのはバイクとヘビメタ(ヘヴィメタル)でした。学費や活動費を稼ぐため、家庭教師やアルバイトを掛け持ちしながら、自力で購入した愛車カワサキ「Z400GP」やスズキ「GSX400」を駆り、関西のワインディングロードをツーリングする日々を送っていたといいます。
さらに音楽活動では、自らドラムセットの前に座り、ディープ・パープルやブラック・サバス、レッド・ツェッペリンなどのハードロック/ヘヴィメタルの楽曲をパワフルに叩き込んでいました。ツーバスを激しく踏み鳴らすドラム演奏の腕前は学内でも知られており、現在に至るまで「ドラムスティックを持つと当時のリズム感が蘇る」と語るほど、彼女の情熱の源流となっています。このアグレッシブな気質こそが、後の政治闘争を生き抜く強靭なメンタルの基礎を形作りました。