自宅でフローズンコーラに挑戦した人の多くが直面する失敗は、大きく分けて「固まらない」「カチカチに凍る」「冷凍庫で破裂・変形する」の3パターンに集約されます。それぞれの失敗が発生するメカニズムを知ることが、成功への第一歩となります。
まず最も多い「固まらない」という現象。ペットボトルを開栓しても液体状のままで、グラスに注いでも変化が起きない場合、フローズンコーラが固まらない理由の大半は単純な冷却時間不足、または内圧解放時の衝撃不足です。液体の温度が氷点下に達していないため、どれだけ振ったり注いだりしても結晶化が始まりません。また、一度温度が上がってしまったコーラは、過冷却状態には戻りません。
一方で「カチカチに凍って出てこない」という失敗は、冷却時間が長すぎたことによって過冷却状態を維持できず、冷凍庫の中で通常の氷結を起こしてしまった状態です。過冷却状態の液体は非常に不安定なため、冷えすぎると自発的に氷の核(結晶核)が形成され、取り出す前に全体が硬い氷の塊へと変化してしまいます。
そして最も危険なのがボトルの破損や変形です。炭酸飲料をそのまま冷凍すると、水分の膨張と気化した炭酸ガスの逃げ場がなくなり、限界を迎えたペットボトルが破裂する恐れがあります。